【3DSMAX】カタログの内観パースを作ろう!(2/2)

こんにちは~新入社員のタケです!

今日も昨日の続きで一枚の画像から部屋を作っていきます。
昨日でほぼ終わったから楽勝でしょ~って思っていたらマテリアルとライティングをめちゃくちゃ詰めていったので思ったより時間がかかりました。
出来上がった画像がこちらです!


主に昨日から変わった点はテレビの映りこみや細かい材質や形状の変更などです。
映り込みには椅子があるので作れそうなものは全部作る!というスタンスのもと椅子を作ってみました。


まずはHPに載っているサイズをもとに同じ寸法のボックスを作ります。
ちなみにこの椅子も同じ家具会社の製品で32万円の超超高額家具でございます…!(一度でいいから座ってみたい…)
今回はアームレストの高さやシートの高さが掲載されていたのでそちらも一緒にキューブを作っておきます。


そしてそのキューブをもとにほかのパーツを作っていきます。
アームレストは必ず両サイドにあるのでシンメトリを使って楽に作ってみました。


背もたれやシート部分も同じように作っていきます。
ちょっと分割数が多すぎてポリがおかしくなっちゃったので次からはもっと慎重にエッジを増やしたいと思いました。


足は五角形を作って押し出し、メッシュスムーズをかけたら完成です。


椅子ができたら早速部屋の中に置いていきます。
テレビが反射して映ってるので部屋の後ろ側にそっと置いておく感じです。


これでテレビに椅子が映り込みました!
でもすこし椅子の色が明るすぎて雰囲気に合わないと思ったので黒色の布のテクスチャにしました。



次はライティングです。
まだ昨日作った画像の影のつき方に満足していないので、調整していきます。
ライトのサイズを大きくしたり窓から遠く離してみたり…


GIを切ったりしてみると明るさがだいぶ変わるので、GIの影響が大きいと感じました。
GIとはGlobal Illuminationの略で簡単に言うと壁や床の光の照り返しなどに関係する設定です。
基本的にこれを設定すると明るくなっていくので暗いこの画像にはあんまり合わないという結論でした。
何も考えずにいい感じになるから~と使うのではなく、ちゃんと考えて使うべきなんだなと思いました。

社長から指摘されたので、もっともっとデティールを詰めていきます。
テクスチャを変えてみたり反射の強さやマテリアルの色も調整しました。


そしてGIを消すにあたって背景色も白から黒になったのでテレビに映りこむ外の色が黒になってしまいました。
これを修正すべく白く光っているオブジェクトを映り込むように配置することでそのまま背景が白であるかのように演出することができました。



最後にレタッチで調整したら完成です!



かなり、かなり頑張って作りました。
マテリアルを現実に近づけていくのを突き詰めることに楽しみを覚えます。
フォトリアルは考えることが多すぎてとても難しいですが、やりがいがありますねぇ!

今日の成果物!

カタログ部屋の椅子の3Dモデル
制作時間:1時間45分


カタログ部屋のライティング・マテリアル最終設定
制作時間:3時間15分


カタログ部屋のレタッチ
制作時間:1時間


なんとか二日で終わった~!
3Dのためにももっともっと普段から意識しながら建物や部屋の中を見てみようかなという気持ちになりました。
個人的にも家で作品を作ってみたいという気持ちが湧いてきました…!

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