【3DSMAX】第五回・画像一枚からパースを作ろう!その1

こんにちは!新入社員のタケです!

今日からは第五回の外観パース、やっていきます!
今回のパースはいつも作っている住宅よりかなり大きい住宅です。
さすがに大量に映っている家具などは作らずに社内のデータを使用します。
できあがった画像がこちら…!


今回は前回の反省を生かしてかなり比率やバランスを意識しながら躯体を作りました。
その結果とても良い方法を使ってバランスをとりながらパースを作ることができるようになったので紹介したいと思います。

バランスをとるためにAdobe Illustratorを使っていきます。
Illustratorでは今回の課題の画像を取り込み、基準を作って採寸を行います。
始めに元画像の中から1mっぽそうだな~というものを探していきます。

家の手前を外国人が歩いています。
この人の身長を外国人なので180cmと仮定した場合、この植え込みの高さはだいたい1mくらいになるんじゃないか?と考えてみました。
ということで、この植え込みの高さを1mとして正方形を置いてみます。


この画像内での1m単位を採ることができたら、正方形のサイズを100x100pixelに変更します。
せっかく合わせたのに~ってなると思いますが、とりあえずこのサイズにしましょう。


ここで"元画像"のサイズを大きくします。
どのくらい大きくするかというと、この100x100pixelの正方形が植え込みのサイズになるくらいです。



こうしてサイズが同期されて100x100pixelの正方形が1mx1m扱いになる…ということでこの画像上での1pixel = 10mmになりました。
これで画像から実際の距離を採寸することができるようになります!

正面の壁は先ほどの正方形を縦横に並べていくだけでだいたいの長さが分かります。
縦に6個分、横に8個分ということで8000mm x 6000mm…という風にわかっちゃうのです!



では躯体の出っ張ってる部分などはどのように採寸するかというと、長さが知りたい部分の正面の面にIllustrator上で四角形を置いてみます。
そうするとPixel単位でサイズが出てくるのであとは3dsmax上で1pixel = 10mmで変換してポリゴンを作れば採寸することができます!


この調子でどんどんいろいろな場所を採寸して作っていきます。



あまりにもパースがききすぎている三階部分は採寸ができなかったのでほとんど見た目で作っていきました。


正面の窓の絶妙なくぼみは窓のサイズを採寸し、くぼみ用の薄い壁を手前に貼ります。
そして後ろに窓枠に合わせたサイズの壁を置くことによってくぼみがあるように見せました。


三階部分のちょっとした出っ張りやガラスの柵はスプラインで厚みをつけて作りました。
こうすると後からの編集も楽なので便利です。


部屋の間取りも元画像の太陽光の差し込み方を参考にしながら考えました!




今回のパースはいつもより相当複雑だったりやパーツ数が多いのに対して早く作業を終わらせることができたと思っています。
画像に見える内装がめちゃくちゃ多くてまだまだ時間がかかりそうなので…頑張りたいと思います!

今日の成果物!

第五回パースの躯体の3Dモデル
制作時間:6時間


今日は躯体のモデリングだけで一日が終わっちゃいました…!
就業時間が本当にあっという間に過ぎていくのでこのお仕事を楽しめてるなあと思っています!

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