【3DSMAX】第五回・画像一枚からパースを作ろう!その2

どもどもー!新入社員のタケです!

今日も引き続き第五回の外観パースを続けました!
できあがった画像がこちらです…!


マテリアル設定や家具、植栽や木を置いたりしてかなり3dsmax上だけでも近づけることができたかなと思っています。
ライトは標準の指向性ライトにしました。
個人的にVRaySunが設定しやすいし綺麗で大好きですが、なかなかどうしてオレンジ色がかかってしまうので今回も採用しませんでした…残念…


家具はいつも通りドラッグアンドドロップでぽいぽいと置いていきます。
あらかじめいろいろな家具がひとまとめになったモデルデータがあったので簡単に置くことができました。


カーテンも作っていきます。
上から見ながらひらひらした感じにスプラインを引いて、それを押し出します。
あとは窓の中に置いていくだけです。意外と簡単ですね!



お次は手前の生垣ですが、こちらの制作にはVrayProxyという機能を使いました。
生垣のモデルデータはあるのですが、普通に使うととんでもなくポリ数が多いので大量に置いていくととてもじゃないけど重すぎて作業どころではなくなります。


そういう時にVrayProxyが役に立ちます。
Proxy(プロキシ)とは"代理"という意味で、この機能はその名の通りオブジェクトの代わりを作る機能です。
この代わりを作って置いていくことによって普通のモデルデータより負荷がかからずに済むようになるのです。
通常に比べてレンダリング速度もUPします!さっそく作ってみましょう!

例としてこの木をProxyにしてみたいと思います。
木を選択して、右クリックのメニューで下から二番目のV-Ray mesh exportを選択します。


するとこのようなウィンドウが出てくるので、この設定に合わせてください。
初期設定ではたぶんExport each selected~が選択されていると思うので上のExport all selected~に変更してください。
OKを押すとProxyデータが作成できました!


次に作成したProxyデータを読み込みます。
作成のジオメトリのプルダウンメニューからVRayを選択し、VRayProxyを選択します。


この状態で3Dビューの中でクリックをするとこのようにvrmeshファイルを選択するウィンドウが出てきます。
先ほど作成したファイルを選びましょう。


これで作ったProxyを呼び出せましたが、マテリアルが設定されていません。
マテリアルエディタで木のマテリアルを吸い出し、適用しましょう。


適用してもなんだか透明になっていますが、これでもレンダリングすると正常に表示されるので大丈夫です!


さて、これを利用して先ほどの生垣をProxyにして使います。
まずは生垣の元データです。
ちょっと加工して三つ横に並べただけですが、これだけでなんと8万ポリゴン近くあります。


ですが、この三つをまとめてProxyデータに変換するとなんと1万ポリゴン弱まで削減されていました!
見た目がバッキバキで使えないんじゃないの…?と思うかもしれませんが、これはビュー上の見た目だけなのでレンダリング上の見た目は全くと言っていいほど変わりません。
実に1/8のポリゴン数削減でこれで安心してたくさん置けますね!




広い範囲を映してなおかつ植栽もすべて3Dで入れなければならない場合はかなり有用な機能だと思いました。
レンダリング速度も上がるので作業の効率化にもつながります!

今日の成果物!

家具や植栽の3Dモデル配置
制作時間:2時間30分

パースのマテリアル設定
制作時間:2時間30分

パースのライティング
制作時間:2時間45分

映ってるものすべてを3Dで再現するのはとても難しいです…
3D素材をふんだんに使ってもこれだけ時間がかかるので一筋縄ではいかないと感じました。
あと2日で1つパースを作るという企画で初めて3日かかっちゃってちょっと残念…もっと早くならなければ…!
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